1952-12-03 第15回国会 参議院 決算委員会 第3号
それから肥料配給公団、これは手持肥料の値りによりまして、三十四億の利益を生じておる。それからもう一つは油糧配給公団、これも同じく手持油糧の値上りによりまして二十六億からの利益を生じておる。こうしたことで結局先ほど申しました九十七億の利益で、純利益で公団の清算が結了したということになつております。結果から見ますれば、公団という制度があつて国としては損はなかつたということは言えると思います。
それから肥料配給公団、これは手持肥料の値りによりまして、三十四億の利益を生じておる。それからもう一つは油糧配給公団、これも同じく手持油糧の値上りによりまして二十六億からの利益を生じておる。こうしたことで結局先ほど申しました九十七億の利益で、純利益で公団の清算が結了したということになつております。結果から見ますれば、公団という制度があつて国としては損はなかつたということは言えると思います。
○小澤委員長 それから緊急質問でありまするが、政府手持肥料放出に関する緊急質問、小平忠君提出、これの取扱いを御協議願います。
○竹村委員 もしこれをやる場合は、ともかく委員会で一応問題になつたものが緊急質問でやれるということになれば小平君から出ている、農民にとつて一番重要な問題である政府手持肥料放出に関する緊急質問はぜひお許しを願いたい。提案者の方は本日来ておられませんが、委員会で問題になつても、やはりこれは農民にとつて重要な問題ですから……。
まず最初に政府手持肥料放出に関する緊急質問、小平忠君、その次は石炭鉱業ストライキに関する緊急質問、高橋清治郎君、その次は遺族援護に関する緊急質問、高橋等君、それから第四番目が、最近数回問題になりました東支那海における以西底曳網漁船の中共政権による不法だ捕に関する緊急質問、これだけでございます。
日本の経済がたとい占領国であつても、その経済によつて操作せられ、左右せられる、そういう前提のもとではなかなか公団の手持肥料を安定させようといつても安定しつこない、また農民に定定感を持たせようと農政局長は言われますけれども、安定感を持ち得ない。
それからもう一つは、現在は制度は何もないのであるから、結局公団が持つておりますところの手持肥料をできる限り有効に放出をいたしまして、それによつて、少くとも足りているということをよく知らせると同時に、最も不足している面にこれを流すことによつてやつて行きますならば、その事情がだんだんわかり、やがて四月、五月の施肥期になつて——おそらくこれは施肥の時期が来れば出て来るであろうと思います。
二、肥料市価を安定させるため、肥料配給公団清算事務所手持肥料を放出すること、その放出については地域的需給状況を考慮して投機業者の入札を防止するよう肥料実儒者に対して限定入札制度(指名入札又は随意契約方式)に依り拂下げる措置をとること。 なおその拂下げについては、農林省の意見を聞き且つその意見を尊重すること。
従いまして、私どもといたしましては、とりあえずの措置といたしましては、公団の手持肥料の放出の際に、特に北海道向けの分の一定数量につきまして、少くとも内地価格と同じようにする操作をとりたいということで、現在大蔵省と相談をいたしておるわけであります。この数量につきましては、これはまだ話がきまつておりませんが、われわれといたしましては多量に持つて行きたいと考えております。
○政府委員(長村貞一君) 公団の手持肥料は現に相当あることは一般に周知されておるわけであります。これは必要に応じましていつでも放出し得るわけでございます。一面この生産のほうも、先ほど申しましたように、幸いに、この三月をとりましても、計画以上に数万トンの生産ができておるという状態にもなつておるわけでありまして、全般的に申しまして供給の方面では少しも心配はないものと考えておるわけであります。
なお安本、大蔵、農林及び通産の各省に対しまして、小委員長より肥料行政一元化の問題に対する政府の責任ある回答、明年春肥需給の混乱を防止する方策、輸入肥料の見通し及び措置、硫化鉱の統制存廃方針、清算公団手持肥料の放出方針、十万六千トンの命令輸出以外の輸出を行わざる旨の方針の明確化、肥料増産に要する電力の割当事情、日台協定を締結するに至つた経緯並びにその内容等を本日の本委員会において詳細かつ明確に説明するよう
第五といたしまして、本輸出により、国内肥料の消費に支障を来さぬよう、必要に応じて肥料配給公団の手持肥料の放出を期待する。 第六としまして、本件に関する回答は農林省及び通産省と協議して決定した。 この六項目にわたりまして回答したのであります。
消費の関係では、大体十月の終りごろに行けば、この価格によりました消費の見込みというものが、現在よりも相当正確につかめるのではないかという感じもいたしておりますし、すでに御承知のように、とりあえずの需給の問題で、公団の手持肥料を放出するということについて、司令部との話合いも一応しておりました関係上、今の消費見込みあるいは供給の見込を検討した上で、安本といたしましては一応需給見通し、さらにこれに関連した
この間農林大臣が出席した場合において、この手持肥料によつて肥料の価格の調整を行うことが適当ではないかということを私から言つた。それに対しましては、農林大臣もその通りだ、こう言つておる。しかし今の答弁を聞きますと、メーカーが商いをしている。
○増岡説明員 公団の手持肥料の販売の実際は、公団の清算人が、ただいま非常に大きなわくできめました範囲内で運営をしておるわけであります。公団の清算を担当しております公団の清算人が、実際の入札等の実務はやつておるわけであります。
そうすると、先ほど農林大臣が言われたように、この政府の手持肥料は肥料高による調整の目的だ。私どもはそうであろうと考えておつた。ところが今お話のように七百円が原価である。しからばその手持ちの品物がどうしても七百円でなければ売らないということなら、それが調整になりましようか。私は、七百円の原価であるが、手持ちの品物によつてあるいは六百五十円にこれを入札して落す。
ある程度の手持肥料というものも農家は持つておるように私どもは感じております。従つてわれわれといたしましては、現在メーカーは非常にいろいろの條件から強気で考えておるわけでありますが、これについては、私どもとしては、あくまでも公団の出します肥料の操作ということが一番かんじんであろうと思つております。
春肥の方は需給が逼迫いたして参りますから、手持をいたしております約八十万トンのものも、これは原則として勿論秋肥、例えば硝安でございますとか、若干のものは秋肥に出さなければならんことも起るかと思いますが、大体原則として春肥に手持肥料は出すというふうになつております。それから公団廃止に伴う製造業者及び販売機関の所要資金調達については別途強力なる金融措置を講ずる。金融措置はあとで御説明いたします。
○政府委員(藤田巖君) 公団の手持数料を放出する計画につきましては、これはまだ各関係方面とよく相談をいたさなければなりませんので決定いたしておりませんが、大体私共の考えておることを申上げますと、先程申上げましたように、手持肥料は原則として春肥の三月以降に見たい。
聞くところによりますと、工場の生産状況、輸出の不振、農民の金詰まりによる配給辞退とによつて、現在公団の手持肥料は実に莫大なものがあるということでございますが、現在どの程度のストツクがおありでございますか。政府が、もしこのストツクの手持ちを続けて春肥まで持ち越すようなことがありますれば、それはメーカーのみの立場に立つものでありまして、農民の立場を無視するものと言わなければなりません。
從つて春肥分は四月以降に配給することとなり、年度末の手持肥料は当初予算における約二十八万トンから約百十二万トンに増加する部分と、こう書いてあるのであります。そうして見まするというと、大蔵省が予算説明で説明しておるところの説明と、農林省が今説明されたのは、三十二億七千八百万円を今回基金として繰入れるところの理由が違うようになつて来るのでありますが、この違うところの理由はどこにあるか。